2018年7月入社
[郡山支店/文化財調査課]
菅原 千紗音

仕事内容

文化財調査課では、自治体が行う発掘調査の調査支援や、調査を行った際に出土した遺物の整理作業(洗浄・注記・実測図作成・写真撮影)を経て、報告書掲載資料になるまでを担う業務を行っています。
そのほか、遺物の修復・レプリカ作成・3Dデータ作成など、自治体が行う文化財公開・活用の手段をお手伝いしています。

仕事のやりがいや面白さ

もともとこのジャンルが好きということもありますが、博物館の資料や本でしか触れることができない遺物を、実際に手に取って観察できることがこの仕事の楽しさだと思います。
いろんな方の意見を聞けるのも面白いところです。
また遺跡の調査から始まり報告書作成に至るまで、非常に大変な作業ではありますが後世に残る仕事ですので、形になったのを見ると達成感と共にとても嬉しく思います。

ある1日の流れ

今後の目標や挑戦したいこと

平凡な目標ですが、個人としての技術や知識をもっと増やしていきたいと考えています。
具体的には、自治体の先生方・会社の先輩・他課の方々など、色んなジャンルの垣根を超えて技術と知識をつける努力を続けるという事です。
この分野に限らずですが、知識に基づいた対話や技術が信頼に繋がる場面を沢山経験してきました。
今仕事で関わる相手は、経験も知識も豊富なベテランの方がほとんどです。若輩の私が信頼を得るためには目に見える資格はもちろんのこと、郷土史や自治体の傾向、新しい技術など幅広い知識を持ち対応できることが必要なのだと感じています。
今後の自分と課の為にも、勉強する姿勢を怠らないようにしていきたいと思います。

休日の過ごし方

のんびり映画を見たり、絵をかいてみたり本当に自由にしています。遠出するときは、博物館や遺跡を調べて立ち寄ったりもします。
歩くことで脳が休まると何かで読んだので、ちょっとの距離ですがたまに散歩もします(おススメです。)
あと最近はおいしいオムライス屋さんを探すことにハマっているので、いい情報があったら教えてください。

メッセージ

文化財調査課は職種としてはあまり一般的ではないジャンルだと思います。
ですが教科書に載っていた土器や石器の資料や、何かの機会に見た博物館資料などは、私たちの様な仕事の上に成り立っているものもあります。一見地味な仕事に思えますが、蓋を開けてみれば奥深く面白い業種でもあります。
文化財調査課に限った話ではありませんが、どんな仕事にも「面白い」と思える部分が転がっていると思います。
そのきっかけを見つけられるように頑張ってください。